催眠コーチングとは
催眠療法とは?

01)ヒプノセラピー(催眠療法)の技術
催眠の技術と聞くと特別なことに思えるかもしれませんが、実はさまざまな心理療法で使われています。
例えば、一般的な心理療法、カウンセリングでは、本当に望む未来を想像したり、障害となる問題を浮き彫りにしていきます。
そのために、催眠の技術を用いてリラックスをしてもらい、信頼関係を築くことから始めます。
02)心理療法・カウンセリングで使われる催眠技術
- 動作を合わせる
- 目線を合わせる
- 呼吸を合わせる
- 口調をあわせる
- 時間の流れを合わせる
このような心理療法で使われる技術は催眠誘導の一種になります。
催眠誘導を使うことで、表面的な意識レベルにとどまらず、心の深いレベルでのカウンセリングを可能にしていきます。
催眠状態とは?
03)催眠コーチングを受けている感覚
ひと昔前は、催眠と聞くと、寝ている間に何かされてしまう危ないイメージがありました。
現在は、欧米や日本でもマインドフルネスや瞑想が一般的になりましたので、催眠コーチングについても徐々に理解が深まってきているようです。
催眠状態とは、眠っているのか、いないのか、分からないぐらいの状態に、自ら意図的に入っていくことです。
だから、催眠状態からはいつでも抜け出すことができます。
04)眠状態の感覚の例
- 気持ちよくリラックスしている
- 眠い・・・
- ずっとこの状態に入っていたい
- ふわふわしている感じ
- 温泉につかっている感じ
- まどろんでいる感じ
- 意外と意識がハッキリしている
催眠状態の具体的な感覚は人によって異なります。
大切なのは、このような状態を作り出すことで、問題を解決できる心の状態、目標達成に必要な心の状態にアプローチができるという点です。
催眠術と催眠療法の違い
05)催眠術の舞台ショー
催眠術にかけられると相手の言う通りに動いてしまう・・・
そんなテレビ番組を見たことがあるかもしれません。
催眠術は、娯楽・エンターテイメントを目的として作られているため、登場人物が多くいるのが特徴です。
①収益を得る人
②催眠術を使う人
③催眠術をかけられる人
④催眠術を見て楽しむ人
催眠術はビックリ、ドッキリを楽しみながらエンターテイメントとして楽しむものです!
06)催眠状態とトランス状態
一方、催眠療法は1800年代に催眠を研究していたイギリス人の医者ジェーム・ブレイドに名付けられました。
クロロホルムが発明される前までは、患者の負担を軽減させるために、外科手術で催眠が使用されていました。
近年では、英国や米国で湾岸戦争の帰還兵の心のショック(PTSD)を取り除くために催眠療法が広まりました。
このように今では世界で通用する心理療法の1つです。
催眠療法は、トランス状態と言われる眠りに落ちるギリギリの状態を作り出し維持します。
トランス状態で、問題を解決させる方法を導き出したり、問題を解決させるための方法を暗示として入れます。
そうすることで、より良い未来を作り出すことが可能になります。