メンタルヘルス選び7つのポイント

丸山由香子
これからヒプノセラピー(催眠療法)をしてもらおうとお考えの方は、ぜひしっかりとチェックしてみてください!
1970年代から欧米でカウンセリング・コーチングがブームとなり「人に話を聞いてもらいながら人生をより良くする」ことが主流となり5兆円を超える市場となっています。
同じように、日本でもその風潮が年々強まってきています。
と同時に、心の闇に漬け込んだ洗脳ビジネスが日本では大きな問題になっています。
「ここなら大丈夫そうかな」と思い、決めたところに通っているうちに「自分の選択が間違えていた」と気づく方も実際に多く、問題の解決をしたいといったお問合せをたくさん頂いています。
心や思考は目には見えないため、メンタルヘルスにも疎くて当然のことです。
残念なことに、大切な命や魂などのスピリチュアルを悪用して洗脳し人道から脱したビジネスが多く行われているのも事実です。
今後の発展のため、これからメンタルを整え飛躍しようとしている方のためにも本当に役立つ正しい情報を「正しい形で」伝えて欲しいと願っています。
そこで、これから催眠やメンタルヘルスを受けようとお考えの方に、後から後悔しないようにするために事前に調べておくと安心のポイントをお話します。
ヒプノセラピー(催眠療法)・メンタルヘルスサービス選び7つのチェックポイント
1.身近な人の話を信じてはいけない
2.メンタルヘルスサービスのよくいただく質問
3.どの領域を受けたいのか理解をしよう
4.最も大切なこと:適正な受講料を設定している団体を選びましょう
5.担当トレーナーが誰かをチェックしましょう
6.トレーナーを目指す方のための、チェックリスト
7.受講後のフォローをしっかり行っている所を選びましょう
1.身近な人の話を信じてはいけない
身近な人の話を人は信じるものです。
脳の構造上、私を含め誰もがそのワナに落ちるようになっています。
だからこそ「紹介をしないと××」といった勧誘を強いてくる人や団体には注意が必要です。
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しかし、向こうもプロですので「紹介をしないと××」の××には、あなたにとって魅力的に映るように計算し尽くしています。
現実には洗脳被害と呼ばれる社会問題が常に起きています。
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例えば、元妻から教団を紹介されたToshiさん。
知り合いから神と話せる人として紹介された辺見さんといった方々です。
催眠やメンタルヘルスでも、洗脳をすることは十分に可能ですので、選ぶときにはくれぐれもご注意ください。
2.よくいただく質問
世界にはメンタルや心の領域を扱う手法が、星の数ほど存在しています。
ご説明をする前にカテゴリーに分けるとこのようになります。
技術の領域ではコーチング・カウンセリング・ヒーリング、3つを全てカバーする催眠・ヒプノセラピー・マインドフルネスと呼ばれる領域があります。
脳の領域では、顕在意識・無意識や潜在意識・さらにその下には集合体無意識と呼ばれる領域があり、人と人が集合体無意識で結ばれています。
あえて分かりやすく図にするとこのようになります


そして、スピリチュアルと呼ばれる、霊的な魂、輪廻転生、生まれ変わり、ハイヤーセルフ、宗教的な神や天使、パワースポットと呼ばれる場所
どうして、スピリチュアルと洗脳が混合しているかについても触れて解説していきたいと思います。
ではその3つをご説明していきます
- 理由1:ほんの150年前までは儀式が普通に行われていた
- 理由2:個の時代、表現の自由でスピリチュアル性の真偽が必要になった
- 理由3:漬け込む隙が増えた洗脳しやすい時代
それでは、一つ一つ詳しくご説明していきます。
理由1:ほんの150年前までは儀式が普通に行われていた
今は豊かすぎるほど物が溢れ、便利な世の中になりました。逆に物や能力などがないと不幸感を感じる仕組みができています。
ほんの私たちの3、4世代前(150年前)では、夜には月明かりのみで、ロウソクですら大変高価な品でした。夕方の5時から7時ぐらいには真っ暗になると言うことです。
時間は神社仏閣の鐘が知らせてくれるものでした。
神社仏閣中心の生活を送り、家族・親戚・村単位で生と死を見聞きする共通体験も多く持っていました。だから、魂・心・生死・パワースポット・行っては行けない場所・鬼などの宗教観といったスピリチュアルは今よりもずっと色濃くあったようです。
理由2:個の時代、表現の自由でスピリチュアル性の真偽が必要になった
個ではなく村単位での宗教観があったため「その村での真偽」は明確でした。
これは村が真と判断したら真、偽と判断したら偽という意味を指します。
さて、現代は核家族化が進み、親や親族と会うことも減りましたので「個人での真偽」が求められるようになりました。一つ同じ家の中で、キリスト教と仏教と神道が共に暮らしているようなものです。個としては自由ですが、想像してみると少し疲れる時代なのかもしれません。
支えてくれる親や親族や村はもうありません。
自分軸を持たなければ家族や会社や共同体で生きていくことに不安になってしまいます。
理由3:漬け込む隙が増えた洗脳しやすい時代
何のための宗教やスピリチュアルなのでしょうか。
一昔前までは、例えば村にある沼地に鬼が出ると言っておくと、子供たちを守ることができました。
スピリチュアルは、村単位で、幸せな人生を送るための縛りのようなものでした。
そう言った村縛りが溶けてなくなったため、漬け込む隙が増えてきてしまったのです。
カルト宗教と洗脳への警告
カテゴリー1:メンタルヘルスの技術
技術の領域ではコーチング・カウンセリング・ヒーリング、3つを全てカバーする催眠・ヒプノセラピー・マインドフルネスと呼ばれる領域があり、洗脳でも使われている技術です。
どう違うのかを見分けるポイントがあると言うよりは、怪しいものに近づかないのが吉です。
これは、直感に頼るほかありません。

カテゴリー2:脳の領域
その直感を鍛えてくれるのに役に立つのが脳の領域となります。
三角形1つで一人を表しています。
一人一人が集合体無意識で繋がっているのです。
例えば、先ほどの例で出した「その村での真偽」もこの中に入ります。
集合体無意識の上に、個人の無意識・顕在意識、さらにその上に顕在意識があるという状態です。

直感とは顕在意識で「考えても分からない答え」のようなものです。
非合理的で賢さがないと判断してしまうかもしれません。
ただ、直感が鍛えられていないと、無意識・潜在意識・集合体無意識と繋がれていないため、不安定さが出てきます。
これが洗脳される隙を作り出しています。
洗脳に合わないように良し悪しを判断する基準
その前に先ほど150年前の村に話を戻します。
「その村での真偽」とお伝えしました通り、A村では守り神が龍、B村では守り神が鬼、C村では守り神が滝と異なります。
国が違えば蛇や雨や女神や天使と変化していきます。
守護霊のことをハイヤーセルフといった呼び名もでてくるはずです。
宗教勧誘、洗脳とは「村の集合体無意識」に合わせましょうと言った行為です。
神や龍や天使といった他者に信頼を置く洗脳型ではなく、自分軸に信頼を置く「目標達成型」のスピリチュアル性を高めていただくことが最も安全です。
あなたの世界観を丸ごと承認して、顧客が望むメンタルヘルスサービスをしてくれるところとも言い換えられます。
3.どの領域を受けたいのか理解をしよう

目標達成をしたいのに、カウンセリングがメインでしたらいつまでも前に進めません。しかし、未来に向かいたいと思ってコーチングを受けたとしても、心に傷やトラウマやしこりといったもの、親や社会への不満がある場合には、うまくいかないでしょう。問題を癒し溶かし、解決することが先決です。
催眠・ヒプノセラピー・マインドフルネスは3つの領域全てを含む技術ですが、コーチング・カウンセリング・ヒーリングを意図して入れないと効果は、単なるリラクゼーションで終わってしまいます。
4.最も大切なこと:適正な受講料を設定している団体を選びましょう
メンタルヘルスは主に言葉がけ、時には手をかざすような動作だけのこともあり、独学で書籍を読んだだけと言う実践を積んでいない人もいます。また、勉強が得意で用語や手法や説明が上手だという人もいます。
『すごくいい先生を見つけて安心していたのですが、どうやら昔、苦しい思いをしてたみたいでやめてしまったので…』
このような先生ご自身の問題で、開業し続けていられないと言ったケースもあります。
メンタルヘルスは心を扱うトレーニングですので、安心して受けられる先生や環境を選びたいものですね。
簡単なチェック方法
メンタルヘルスのセッションで、良し悪しをジャッジしないで、相手の世界観を尊重する人なのかどうかを必ず確認しましょう。
もちろんセッションの力量と完全に比例しない部分もあるかもしれませんが、良し悪しをジャッジしない、相手の世界観を尊重できなければ、集合体無意識・無意識・顕在意識に1本の軸を通すことは難しいでしょう。
◆違いを知る
一般的な価格は3,4万/2時間